日本の曳山祭

近畿 祇園祭 宵山・山鉾巡行
7月14〜16日(前祭宵山)17日(前祭山鉾巡行)、21〜23日(後祭宵山)24日(後祭山鉾巡行)/京都府京都市/八坂神社

平安時代の貞観11年(689)、京で流行していた疫病を鎮めるため、神泉苑に六十六本の矛を建て祀った祇園御霊会が起原とされる。室町期に山鉾の原型ができ、桃山時代から江戸中期にかけて、現在の山鉾の形態がほぼ完成したようだ。当時隆盛を極めたみやこの豪商たちに拠るところが大きく、今日までほとんど変わることなく引き継がれている。
祇園祭は7月1日の吉符入りに始まり7月31日の疫神社夏越祭まで、約1カ月間にわたり様々な祭事が行われる。その間、山や鉾が衆目にさらされるのは7月上旬の前祭鉾建てから後祭巡行まで。前祭は12日・13日が曳き初め、14〜16日が宵山、そして17日が山鉾巡行。 後祭は18〜21日に山鉾建、20・21日が曳き初め、21〜23日が宵山、24日が山鉾巡行である。前祭、後祭とも、宵山では前後に提灯を飾った山鉾がそれぞれの会所前に置かれ、鉾へは一般の観光客も上がることができる(古いしきたりにより女性が上がれない鉾もある)。会所内では巡行時に山鉾に飾られるご神体や、幕などの貴重な懸装品の数々を展示、江戸期に購入のペルシャ絨毯や、画壇の下絵による奇抜な見送り幕など、伝統と革新の見事な調和がみられる。また一般の町屋では、通りに面した店の間に秘蔵の屏風や鎧などを飾る(屏風祭)。日が暮れて提灯にあかりが灯り、山鉾町に祇園囃子が鳴り響く。祇園祭宵山ならではの風情だ。山鉾巡行の日、いよいよ山や鉾が都大路を練り歩く。前祭では午前9時、四条烏丸より長刀鉾を先頭に巡行開始、くじ改めの後、四条麩屋町に通りを横切って張られた注連縄を、長刀鉾に乗った稚児が太刀で切り落とす「注連縄切り」。これにより結界が解き放たれ、山鉾は前へ進むことができる。山鉾(曳山)の辻廻しは見せ場のひとつ。割竹に前輪をのせ、音頭取りの合図とともに廻す。四条御旅所にて玉串奉納の後、河原町通、御池通、新町通を経て各山鉾町へ戻る。会所に着いた山鉾はすぐに解体される。 前祭山鉾巡行の後、八坂神社から3基の神輿が渡御を開始、町中を廻り四条御旅所に安置される。24日の後祭山鉾巡行は、前祭と逆のコースになる。御池通、河原町通、四条通を経て解散。その後御旅所から3基の神輿が神社へ還幸する。
重要有形無形民俗文化財、日本三大祭り、日本三大曳山祭。

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1.山鉾巡行(月鉾。御池通から新町通へ辻廻し)
2.宵山(放下鉾の上より)
3.宵山(後祭、室町通)
4.山鉾巡行(
岩戸山、新町通)
5.くじ改め。くじ引きで決められた巡行順が守られているか改める。
6.注連縄切り。神の使いである稚児が注連縄を切り落とし、神域の結界を解く。
7.巡行を終え解体される菊水鉾。

 



前祭 山鉾










後祭 山鉾





動画




地図



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