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扉 私は そのドアを見た 鍵などかかっていないことは明らかであったが 私が そのドアを出て行くことが出来ないのも また 明らかであった どれほど長い間 そのドアを見つめてきたことか 私は いつだって その気になりさえすれば そのドアに手をかけ 出て行けるんだと思っていた しかし 今ではもうとっくに気がついている そのドアには 鍵などかかっていないことは明らかなのに 私が そのドアを出て行くことが出来ないのも また 明らかであった 1995年/ストーリーマシーン瓦版第1号より |
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