日本の曳山祭

近畿 上野天神祭
10月23〜25日/三重県伊賀市上野東町/菅原神社

百数十人の異様な鬼行列と、9台の雅な楼車(だんじり)で知られる。
この祭りは神輿行列、鬼行列、楼車行列で構成される。25日、御旅所を出発した一行は、神輿、鬼行列、楼車の順で町を練る。
鬼行列は小鬼、八天鬼、四天鬼、脇立鬼、義玄鬼、ひょろつき鬼‥‥四天王、鎮西八郎為朝と百人にも及ぶ行列が続く。足取りの定まらないひょろつき鬼が沿道の見物客に迫ると、子供の泣き叫ぶ声があちこちから聞こえる。
楼車行列は各町それぞれに「印」と呼ばれる小屋台が先導、後に続く楼車は京都祇園祭の鉾を小振りにしたような型で、幕飾りや彫金飾りを施した豪華な曳山。
鉦、笛、太鼓の祭り囃子が鳴り響き、碁盤の目のような城下町は祭り一色になる。小京都、伊賀上野の秋を彩る時代絵巻。





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