日本の曳山祭

近畿 岸和田だんじり祭
9月14・15日/大阪府岸和田市/岸城神社・岸和田天神宮・弥栄神社

元禄14(1701)年、岸和田城主により行われた稲荷祭が始まりと伝えられ、その後岸城神社を岸和田村の産土神として五穀豊穣を祈願した庶民の祭りになり、発祥以来約300年続く。現在では大阪のだんじり祭といえば、誰もがまず岸和田だんじり祭を連想させるほど有名になった。
だんじりは欅の白木造りで重さ約4トン。唐破風の大屋根と後部の小屋根がつき、その下に精巧な彫刻をほどこしてある、いわゆる「下だんじり(岸和田型)」である。周囲に欄干をめぐらし、太鼓・鉦・笛の囃子を奏する。緩やかな囃子の音と共にゆっくり曳き廻され、辻に近づくにつれ囃子が早くなり曳き手は駆け足になる。辻にくると屋根に上った「大工方」の指示で勢いよく回り込む。「遣り回し」と呼ばれ、大工方、梶取りの前梃子、後梃子、曳き手など、すべての息が合わないとうまく曲がれず、狭い路地などは勢い余って人家の屋根などを壊してしまうことも珍しくない。遣り回しがきれいにきまると観衆からどよめきと拍手がわき上がる。
日没後は約200個の提灯に飾られ、昼とは対照的で優雅に曳かれる。
9月14・15日は岸和田地区(岸城神社の氏子14町と岸和田天神宮の氏子5町)と春木地区(弥栄神社の氏子14町)ほか34台のだんじりが、また10月には山手地区の42台が曳行される。

15日、岸城神社での宮入 駅前通商店街アーケードを走るだんじり 灯入れ曳行


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