日本の曳山祭

関東 飯能まつり
11月第一土曜・日曜/埼玉県飯能市

飯能まつりは、郷土芸能の保存・伝承のため昭和46年より始められた市民まつりで、かつて飯能市中心部の各神社祭礼に曳き出されていた山車が参加し、毎年盛大に行われる。
山車は全て4輪で梶が付き、回り舞台を持つものもある。河原町、原町は人形を、前田は諫皷鳥を飾る。他の山車は単層の屋台型。囃子舞台では江戸囃子に合わせて天狐や獅子、ひょっとこなどの面をつけた踊り手がダイナミックかつユニークに踊りを披露する。巨大な面の外道や黒尉など独特なものから、恵比寿、大黒、三番叟、猿、河童、鬼などの踊りも見られる。
土曜日の宵祭りは、夏まつりで活躍の底抜け屋台が集結し囃子の競演を行う。翌日の本祭りでは、11台の山車が2基の万灯と華やかな衣装の女の子による手古舞に先導され曳き廻される。午後は大通りに集まった山車が当番町を先頭に巡行し、途中、通りに展示される(山車総覧)。巡行の最終地点にさしかかると当番町の山車は全ての山車を見送り、昼の巡行が終わる。夕方、東町交差点に集まった5〜6台の山車が巨大な太鼓みこしを迎え、観衆で埋め尽くされた交差点が盛り上がる。この時間帯は街の辻々で数台の山車による囃子の競演が行われる。激しく踊る天狐がタイミングをはかり手から細い紙テープを投げると、瞬時に広がる無数の白糸は観衆も巻き込み、歓声が沸き辻全体が興奮のるつぼと化す。夜、再び全ての山車が集まり横一列に並び、来賓も居並ぶ前で引き合わせを行う。
日曜の昼間は獅子舞やはしご乗りなども見られる。見せ場の多い晩秋のまつり。



山車

二丁目
柳原
一丁目
1860年代に砂川村(現立川市)で建造。大正9年購入。購入時は八王子型一本柱人形山車だった。 昭和22年、地元大工荒木文吉、島田仁三により建造。 大正9年に高麗村横手(現日高市)の岡野桂之助により建造。

河原町
宮本町
双柳

東京浅草の浪花屋七郎兵衛が明治30年に建造、静岡浅間神社祭礼で曳かれていた。明治37年購入。三重高欄江戸型人形山車。人形は素戔鳴尊。

大正14年、岡野桂之助により建造。彫刻は佐藤光重。

平成3年、富山県井波町(現南栃市)で建造。 

中山
前田
原町

昭和53年、地元棟梁本橋初夫の設計で中山大工組合にて建造。

昭和22年、町内棟梁松本魁、須田熊次郎、により建造。四重高欄の山車。諫鼓鶏を飾る。

明治15年、地元大工松本重助、寅八親子により建造。明治24年三代目原舟月作の神武天皇を飾る。昭和55年、欄間仕立の江戸型山車を入母屋屋根に改造。


三丁目
本郷

明治の中頃、八王子型人形山車を多摩地区より購入。大正4年に現在の屋台に改造。

平成19年、細田伴次郎より寄贈される。



動画





地図


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