日本の曳山祭

中部 息神社祭典
10月第二土曜・日曜/静岡県浜松市西区雄踏町宇布見/息(おき)神社

息神社の祭礼に6台の舘車と8台の大太鼓が繰り出す。舘車は知多型山車、江戸型人形山車、掛塚型二層屋台、二層の御殿屋台、単層屋台と様々な形状の曳山が混在している。また大太鼓は大きいもので直径2.5メートルほどもあり、台車に乗せて曳き廻す。この大太鼓の歴史はそう古くない。青年団を卒業しても祭りに参加したい人たちが、太鼓祭りで有名な隣町の舞阪から大太鼓を借りて参加したのがきっかけといわれる。昭和32年には西ヶ崎の有志が自前の大太鼓を作り参加、昭和50年代に入ると各字が中老会を組織して次々に作られ現在に至る。
土曜日は宵祭りで、夜神社境内に集まり太鼓の打ち鳴らしや練りなどで賑わう。日曜日の本祭朝、神輿が稚児に曳かれて町中を渡御。その後、年番町を先頭に各町の大太鼓・舘車が神社より出発し町中を巡行する。夕方、神社へ戻り、境内で太鼓の競演を行う。(2009年10月11日)




各町舘車・大太鼓

西ヶ崎 舘車
西ヶ崎 大太鼓
領家 舘車(金舘車)
知多型山車。知多郡東阿久比村の棟梁、江原新助により明治25年制作。彫刻は早瀬常弥。 大太鼓の直径は7尺8寸(236cm)。遠州地方では最大級といわれる(作成当初は8尺あった)。 二層唐破風屋台。文久3年(1863)頃、竜洋町掛塚本町にて制作、明治3年に天竜市二俣新町が購入、明治24年に領家が購入。立川流(推測)彫刻などが入る。

領家 大太鼓
浅羽 舘車
浅羽 大太鼓
大太鼓の直径は7尺7寸(231cm) 二層鉾台形式の江戸型人形山車。明治期に静岡七間町組が東京に依頼し制作、浅間神社廿日会祭で曳かれていたものを購入。かつて彦火火出見尊の人形をのせていたといわれる。平成15年、手作りの「素戔嗚尊」を飾る。 大太鼓の直径は6尺9寸(206cm)

小山 舘車
小山 大太鼓
田端 舘車
二層唐破風屋台(御殿屋台型)。明治22年に最上郡天王村(現浜松市天王町)新田で大工は斎藤太代蔵により制作された。彫刻は浜松の宮大工、鈴木儀三郎。 大太鼓の直径は7尺6寸(228cm) 知多型山車。昭和11年、半田で制作。大工は江原房吉。彫師は初代彫常。堂山二階部分6本柱。梶棒のかわりに前輪馬力式。

田端 大太鼓
中村 舘車
中村 大太鼓
大太鼓の直径は7尺(210cm) 一層唐破風屋台。明治22年に掛塚より購入といわれる。制作年は不明。 大太鼓の直径は7尺7寸(231cm)

つるが丘 大太鼓
雄踏パーク 大太鼓
大太鼓の直径は5尺1寸(153cm) 大太鼓の直径は6尺3寸(190cm)



動画




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