日本の曳山祭

中部 尾張津島天王まつり
7月第四土曜・日曜/愛知県津島市/津島神社

国の重要無形民俗文化財・尾張津島天王祭の車楽舟行事は、京都祇園祭や博多祇園山笠に次ぎ約500年の伝統を誇る祭礼。あの織田信長も高覧したといわれ、日本三大川まつりとしても有名だ。
かつては旧暦6月14・15日に行われ、車楽船が天王川をさかのぼり津島神社わき辺りまで付けたようだが、現在では天王川公園の巨大な池で繰り広げられる。土曜は宵祭りで、日没後、5艘の提灯船が天王川に浮かぶ。巻藁船と呼ばれ、2隻の船を固定して1艘にし、屋形を乗せ真柱(如意)を立て、その柱に一年の月数である12個の提灯を縦に付ける(陰暦閏月のある年は13個)。そして巻藁に365個の提灯をドーム状に付ける。これが松林を抜け暗闇から現れる様は幻想的。各船には神の使いである稚児が乗り込み、囃子方の奏楽でゆっくり進む。公園内には露天商も多数出て賑わう。この巻藁船は翌明け方までに車楽船に変わる。車楽船は前後に大屋台、小屋台をしつらえ、それぞれにご神体の能人形を飾る。朝まつりでは、最も権威のある市江車(宵祭りには出ない)を先頭に6艘が午前9時に出発、御旅所へ向かう。(2007年7月28・29日)





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