日本の曳山祭

中部 高山祭(山王まつり)
4月14・15日/岐阜県高山市/日枝神社

春の山王まつり、秋の八幡まつりを総称して高山祭と呼び、国の重要無形民俗文化財に指定され、「うごく陽明門」ともいわれる飛騨の匠の手による絢爛豪華な屋台が曳き廻されることから、日本三大曳山祭のひとつにもなっている。山王まつりに出る屋台12台のうち三番叟、龍神台、石橋台の3台がカラクリを奉納する。




屋台

神楽台
(上一之町下組)
三番叟
(上二之町上組)
石橋台
(上二之町上組)
上段に太鼓を乗せ、神楽獅子とともに屋台巡行の先頭をつとめる。 童姿の三番叟が橋樋の先端に収まる翁の面を被る高度なカラクリを演じる。
美女姿の人形が石橋を演じるカラクリをもつ。打掛けをまくり上げると尻に獅子頭がついており舞い踊る。バランスがよく洗練された屋台。

龍神台
(上三之町下組)
恵比須台
(上三之町上組)
青龍台
(川原町)
壺を持った唐子が橋樋の先端に壺を置き引き返すと、中から龍神が飛び出し怒り舞う、非常に精巧なカラクリを見せる。
上段に恵比須人形を乗せた屋台。谷口与鹿作の彫刻が素晴らしい。中でも中段後方の手長足長像が異彩を放っている。
高山で唯一の入母屋造りの屋根をもつ屋台。中段欄間の下に極彩色の牡丹の彫刻を配している。

崑崗台
(片原町)
琴高台
(本町一丁目)
五台山
(上二之町中組)
屋根の上、中央に金塊を表す宝珠を乗せているところから崑崗(こんごう:中国随一の金の産地)の名がついたといわれる。カラクリは廃絶し、現在飾りおくのみ。
大幕は、金糸の波に鯉が泳ぐダイナミックなもの。欄間や柱、中段の上にも生き生きとした鯉の彫刻があり、鯉づくしの屋台。
中段大幕の獅子と牡丹は円山応挙の下絵によるもので、京都の西陣で刺繍された。下段の獅子彫刻は立川和四郎作、見送りの「雲龍昇天図」も素晴らしい。

鳳凰台
(上二之町下組)
大国台
(上川原町)
麒麟台
(上二之町中組)
棟飾りには金の鳳凰をおき、切破風屋根に長刀の鉾をもつ。
上段に大黒天像を乗せた屋台。華美ではないが、均整のとれた美しい造り。
麒麟の逆立ちの棟飾りをはじめ、いたるところに麒麟がみえる。外御所車で黒漆塗り、金具が豊富で絢爛豪華な屋台。



動画





地図


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