日本の曳山祭

中部 にいつ夏まつり
8月19〜21日/新潟県新潟市新津地区/堀出神社

幕末に建造されたものを含む7台の屋台と、神楽、万灯神輿、子供みこしが参加する旧新津市最大の祭り。形態、囃子は京都から伝わったといわれる。またこの地域は石油の産地でも知られ、全盛期には坑夫や人足で賑わい荒っぽい祭りになったようだ。
屋台は2層三輪で上層に人形を配し、下層前部は踊り舞台、後方で囃子を奏する。背面には鳳凰や龍などの彫刻の見送りがみられる。
19日は宵宮祭で町内巡行、夜は堀出神社に参拝する宮参り。20日は市内巡行で、日中は所々に屋台を止め、踊りを披露する。巡行中通り沿いの商店などからの御祝儀の御礼として、その都度「ナレヤナレヤナレヤ」というかけ声と囃子でこたえる。神輿渡御行列は昼出発し氏子区域を廻り、夕方新町の御旅所へ。還御祭では栄町神楽奉納ののち、宮上りでは神楽の先導で神輿が市中を巡行して神社へ戻る。お還り筋で待ち受ける各町の屋台は、屋台同士を接触させ押し合いを行う。昔は勢いをつけぶつけ合ったそうだが、死人や怪我人が絶えないのと屋台の傷みが激しいことを理由に、現在のかたちになったらしい。それでも20時頃から23時頃までのクライマックスはかなりの盛り上がりを見せる。神楽の奉納、手締めの後神輿が神社に入り各屋台は自町に戻る。翌21日は神社での神事のみ。
今回は新町暁進会さんのご厚意で屋台巡行に参加させていただいた。屋台の曳き廻しは深夜に及んでも、一貫して賑やかなのが印象的だった。(2005年8月20日)





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