日本の曳山祭

中部 美濃まつり
4月第二土曜・日曜/岐阜県美濃市/八幡神社

和紙とうだつの上がる町並みで知られる旧美濃町の祭り。
土曜日は「オイサーオイサー」のかけ声とともに、ピンクの美濃紙の花をつけた花みこし31基が練る。午後、広岡町付近での「総練り」の乱舞は圧巻。
日曜日はからくり人形の山車6輌と練り物が出る。午後、各町の山車、練り物が集まり、市街地を通り八幡神社へ練り込む。山車は江戸期から明治期に制作されたもので、すべて県の有形民俗文化財に指定されている。練り物は浦島太郎や花さか爺などの昔話を題材にしたもので、子ども達が衣装をまとい練り歩く。
両日とも夕方から15町内の仁輪加が町中を流し歩き、辻々で十数分の即興劇を演じる。話には必ず落ちがつき、お国言葉も満載で趣深い。国選択無形民族文化財。
美濃まつりというと華やかな花みこしが有名だが、流し仁輪加や山車、練り物も古色蒼然としたもので伝統的建造物の町並みとよく合い、意外と知名度が低いようだが見事なものだ。(2009年4月11・12日)



山車

浦島車(泉町)
靱車(常盤町)
聖王車(新町)
天保13年(1842)制作、明治12年名古屋市幅下新道町から購入。上段の人形は浦島太郎。下段の人形は唐子。 江戸時代の制作といわれ、明治30年に名古屋富津町から購入。上段の人形は殿様、猿回し、猿の3体、下段は老翁。 享和2年(1802)制作。上段の人形は聖王で、首のみ動くからくり。下段の人形は唐子。

布袋車(吉川町)
舟山車(相生町)
三輪車(殿町)
文化7年(1810)制作といわれる。人形は巨大な布袋和尚で、首が動く。 延宝2年(1674)制作といわれ、安永元年(1772)名古屋末広町から購入。人形は玉屋庄兵衛作の神功皇后と武内宿禰のからくり。 江戸時代の制作、明治36年岐阜市白木町から購入。上段の人形は三輪明神のからくり。



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