日本の曳山祭

中部 挙母まつり
10月第三土曜・日曜/愛知県豊田市挙母地区/挙母神社

愛知県指定有形民俗文化財の豪華な山車8台が練り廻る、三河地方有数の山車祭り。旧挙母地区は江戸時代、挙母城の城下町で、寛永7(1630)年に山車の原型である飾り車が出た記録が残っている。安永7(1727)年より現在の8町がそろって飾り車を出した。その後天明2(1782)年の挙母城移転により東町、南町、本町が城下に移り住んだため、以来下町に残った5町とはやや離れた地区で曳き廻されている。
幕末から明治にかけてほぼ現在のかたちになった、いわゆる挙母型山車は、霞幕と呼ばれる全面の庇のような幕と、後部に付く湾曲した梶棒、六本柱の上山に特徴がある。彫刻や幕類が素晴らしく、特に彫刻は立川一門など一流どころが手掛けた逸品である。
当日の試楽にあたる土曜日は、下町地区、樹木地区でそれぞれ町内曳き、揃い曳きを行う。夜、挙母神社では七度まいりと呼ばれる儀式がある。翌日、本楽は両地区の山車が揃い神社へ曳き込まれ奉納される。境内での巫女の舞や神輿渡御ののち、夕方、8台の山車が神社から曳きだされ、祭りの終わりを惜しみつつそれぞれの地区へ帰っていく。
祭礼の二日間を通して、山車運行時に鐘や喇叭で気勢をあげた若者達が屋根などに乗り、辻にさしかかると勢いよく曲がり大量の紙吹雪をまいていた。山車が通った後の道路や境内は地面が見えなくなるほど積もる。年々エスカレートしているようだが、これもこの祭り特有のものだろう。(2003年10月18・19日)





山車

喜多町
西町
竹生町
かつての北町。
大幕:七福神を表現。昭和50年制作(旧幕は無地・天保2年制作)
彫刻:名古屋の瀬川重光、明治15年制作。
大幕:湊川での楠公父子、如意輪堂の正行を表現。大正15年制作。
彫刻:名古屋の伊藤松次郎則光、明治39年制作。
大幕:支那竹林の七賢人を表現。明治28年制作。
彫刻:作者不詳。

中町
神明町
東町
大幕:神社東に「蛇の池」があったことから、波に龍を表現。天保6年制作。
彫刻:高山の初代村山群鳳、大正14年制作。
大幕:祭神の不和童子(天照大神)の姿を白・赤・青の三段幕で表現。天保2年制作。
彫刻:名古屋の瀬川鍋三郎、明治44年制作。
大幕:中国の故事より張良が、師・黄石公の香を拾い捧げ、兵法の書を授かるところを表現。嘉永2年制作。
彫刻:名古屋の早瀬長太郎、天保6年制作。

南町
本町
宮前町
大幕:源平の戦いにおける熊谷直実と平敦盛の姿を表現。嘉永2年制作。
彫刻:名古屋の瀬川重光、安政2年制作。
大幕:源義経の八艘跳びと平教経の雄姿で、壇ノ浦の合戦を表現。明治3年制作。
彫刻:諏訪の二代 立川和四郎富昌、文政2年制作。
従来の8町以外(挙母町、元城町、十塚町、八幡町、松ヶ枝町、広路町、瑞穂町、元宮町、錦町)で『宮前町』として山車を新調、現在製作中。2003年祭礼時に神社入口付近に飾り置かれていた。

挙母まつり保存会・挙母神社発行のパンフレットより一部抜粋



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