日本の曳山祭

中部 はんだ山車まつり
10月第一土曜・日曜(5年毎)/愛知県半田市/

愛知県知多半島周辺は全国有数の山車の宝庫といわれ、そのほとんどが豪華な幕類や精巧な彫刻で埋め尽くされた知多型山車と呼ばれるものである。この半田にも市内10地区に計31台あり、5年に一度集結する。途中までトレーラーで運び、5時間もかけて中心部の会場に来る遠方地区の山車もある。
好天に恵まれた第5回はんだ山車まつりの初日朝9時頃、メインストリートである平和通りに続々と山車が集まり、昼過ぎ、太鼓の合図とともに大勢の観客が見守る中、順に整列会場へ入場を始める。5年に一度の晴れ舞台、各組様々な趣向を凝らし観客へアピールしていた。整列終了後3時間ほど、近くで鑑賞することができる。からくり上演ののち順に退場、再び平和通りに並び山車の提灯に灯がともされる。辺りがすっかり暗くなった頃、半田運河に上半田のちんとろ舟が浮かぶ。「ちんとろ」の語源は珍燈籠。ここで子供三番叟の上演がある。夜9時頃各山車は曳き別れ、仮設サヤ(巨大なテントのようなもの)に収まる。31台の山車は二日目も同様に整列会場へ並ぶ。
10地区の祭礼は毎年『はんだ春の山車まつり』として各地区で別々に行われている。(2002年10月5日)

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1.通りに整列する山車
2.整列会場入場前、平和通りに待機
3.整列会場にて、背面
4.整列会場風景。31台もの山車が並んだ光景は圧巻。
5.乙川浅井山 宮本車 上山からくり人形『唐子乱杭渡り』
6.亀崎中切組 力神車 前棚からくり人形『猩々』と、立川和四郎冨昌作の壇箱彫刻
7.上半田北組 唐子車 壇箱彫刻『三韓征伐宝物受取り』新美常次郎(初代彫常)作
8.平和通りでの宵祭風景。提灯はすべて蝋燭の明かり。
9.半田運河での宵祭風景。ちんとろ舟と山車。


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