日本の曳山祭

中部 花車神明社例大祭
10月第二土曜/愛知県名古屋市中村区名駅/花車神明社

名古屋駅からほど近い下町、かつて那古野庄広井村、花車町と呼ばれていた当地に、3輌の名古屋型山車が曳き廻される。日中は別々に曳行され、土曜夜、神明社前に揃う。神前でからくり奉納の後、3輌は向き合い、からくり上演やしゃぎり(山車の前輪を持ち上げ回転する)などを披露し、曳き別れる。
江戸時代、東照宮祭、若宮祭とともに名古屋三大祭りに数えられた三の丸天王社の祭礼に大型の2輌の車楽が出され、これに対する献灯車として、見舞車と呼ばれる山車が数多く作られたようだ。特に紅葉狩車は時の尾張藩主に気に入られ、三つ葉葵の紋の使用を許された。明治維新後、見舞車は他所へ売られたり戦災等で焼失したが、この3輌の山車は奇跡的に残り、この地の神明社祭礼に曳かれるようになった。
(2008年10月11日)




各町山車

下花車「二福神車」
上花車「紅葉狩車」
内屋敷「唐子車」
文政年間(1818〜1830)建造。からくりは天保12年(1841)隅田真澄作。恵比寿が鯛を釣り大黒が小槌で宝船を出す。 文政年間(1818〜1830)建造。からくりは安政4年(1857)竹田源吉作。酒宴で更科姫が鬼女に変身し平維茂を襲う、能の「紅葉狩」から取材したもの。 文政年間(1818〜1830)建造と伝わる。からくりは天保12年(1841)作。唐子が梅の木の上で逆立ちし太鼓を叩く。



関連サイト

尾張の山車まつり



動画




地図

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