日本の曳山祭

中部 浜松まつり
5月3〜5日/静岡県浜松市

5月の連休中、博多どんたくに次いで大規模なまつりで、毎年200万人余りの人出で賑わう。日中は中田島砂丘近くの凧揚げ会場にて、百数十の大凧の空中戦が繰り広げられる。
正午過ぎ、花火の合図とともに合戦の火蓋が切られる。凧糸が他の町内のものと絡み合うと、進軍ラッパと太鼓で拍子をとりながら大勢で糸を引き合う。凧糸は切れにくくする秘伝の加工がされているが、やがて摩擦で煙が上がり、どちらかの糸が切れる。切れた方の凧は大抵浜の松林に落ちるが、道路や民家の屋根に落ちることも。強風で飛ばされ、遠く房総半島の方まで飛んでいったという記録もある。凧の大きさは2帖から10帖。町内で長男が誕生すると、子供の名前を入れた「初凧」を揚げて祝う。
夕暮れ近く、凧揚げ合戦が終わると舞台を市の中心部へ移され、祭り衆の激練りとともに彫刻や提灯で飾った絢爛豪華な御殿屋台が曳き廻される。これは凧揚げを終えて引き上げる際、底抜け屋台の上に凧を乗せて囃しながら練ったのが始まりといわれ、徐々に華美を増していったようだ。囃子は激練りとは対照的に静かで優雅に奏される歌舞伎囃子。現在、浜松まつりに参加する屋台は100台を超え、3日間交代で市中の大通りを行く。神仏が介在しない初子の祭り。

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1〜3.凧揚げ合戦
4.進軍ラッパと太鼓が祭りを盛り上げる
5.市街地大通りでの練り隊パレード
6.7.御殿屋台






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